障害

理論・実験

障害者就労では職場での必要な配慮と現実との乖離が見られるため、サーチ・社会ゲームの理論を用いて、長期関係のあるランダム・マッチング・モデルを組み、それを元に構造推計を行う。

制度・事例

福島は盲ろうの観点から重複障害者が盲人とろう者のための制度から取り残されている実態をコミュニケーションの観点から研究する。西倉はユニーク・フェイスという顔にあざ等のある人が直面する社会的障害を研究する。山下は社会的障害の歴史研究に取り組む。

長瀬、川島は日本が署名した国連の障害者権利条約を批准するための分析を行う。国内法の整備が急務であり、両名は政府の会議・委員会にも参画しており、実学的な研究を続ける。星加は障害の社会モデルを発展させ、経済理論モデルへのフィードバックを行う。臼井・瀬山は障害女性の経済状況の研究および障害者欠格条項の研究を行う。

実証

最大の共同作業は追跡調査である。この調査は金子をリーダーとし、長瀬、森、長江、松井をメンバーとする。さらに、調査報告書の作成は長江と参鍋を中心に行う。学術創成研究で行った調査を精査するとともに問いを取捨選択し、何が追跡調査に必要な論点かを絞る。研究会に合わせる形で年6回〜10回のミーティングを行う。ミーティングには手話通訳・文字通訳など情報保証を取り入れる。

追跡調査では障害種ごとに担当者が必要となるため、さまざまな障害種の担当を置く。

障害班

  • 松井彰彦

  • 川島聡[法学]
    長瀬修[障害学]
    福島智[障害学]
    星加良司[障害学]
    臼井久美子[障害者欠格条項をなくす会]
    瀬山紀子[社会学]

  • 両角良子[医療経済学]
    長江亮[労働経済学]
    金子能宏[財政学]
    河村真千子[社会心理学]
    森壮也[開発経済学]
    田中恵美子[社会福祉学]