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Research on Economy and Disability
学術創成 総合社会科学としての
社会・経済における障害の研究

〒113-0033
東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院経済学研究科 READ
研究代表者 松井彰彦
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代表者挨拶

研究代表者  松井彰彦

 平成19年4月、「総合社会科学としての社会・経済における障害の研究」が学術創成研究に採択されました。このプロジェクトでは5年間にわたり、経済学をはじめ、障害学、社会学、社会福祉学、法学、歴史学等を専門とする研究者たちがさまざまな視点を学びながら障害と経済の関わりを見つめていきます。

 学問がわたしたちに与えてくれるのは体系的なものの見方です。障害を医学的現象としてのみ捉えるのではなく、社会・経済的現象として捉えるとき、何が見えてくるのか。さまざまな視点から障害に係る問題を見つめるとき、突然風景が変わるかもしれません。その視点をみなさまに教えていただき、そこから新しい学術=体系的なものの見方を創成することが本研究の目的です。

 かつて経済学の巨星マーシャルは、「冷静な頭脳と温かい心(cool heads but warm hearts)」を持った社会の指導者を育てることが経済学の目的だと語りました。その言葉は本研究にこそふさわしい、その想いでメンバー一同研究をしてまいります。温かくかつきびしい眼差しでわれわれの研究を見ていただければ幸いです。