障害

実証

最大の共同作業は追跡調査である。この調査は両角をリーダーとし、長江、金子、河村、森、田中(恵)の他、長瀬と松井も加わる。学術創成研究で行った調査を精査するとともに問いを取捨選択し、何が追跡調査に必要な論点かを絞る。研究会に合わせる形で年6回〜10回のミーティングを行う。ミーティングには手話通訳・文字通訳など情報保証を取り入れる。

追跡調査では障害種ごとに担当者が必要となるため、さまざまな障害種の担当を置く。

疾病

実証

児玉を中心として長期疾病の種類とその特長を精査する。すでに接触のある患者会・患者グループとは信頼関係を維持・構築するとともに新たな患者会等との信頼関係を構築していく。栗原は障害のある医療者の研究に取り組む。

こども

実証

米国と日本の児童養護制度の現状を精査する。日本の児童養護施設および里親制度の現状について、制度研究およびヒアリングを行う。米国アリゾナ州立大学助教授の田中(知)は主として米国の制度研究を行う。日本については、研究協力者で乳児院院長を務める花岡和賀子を通じてヒアリングを行う。松井と田中(知)を中心として花岡の協力を得ながらフィールド実験の設計と準備を行う。

フィールド実験では、東京大学学生らを家庭教師等として児童養護施設に派遣し、児童の学習意欲の向上を図り、その成果を測定する。また、大学生側の価値観の変化と行動への影響を調査する。そのために具体的なロジスティクスや調査項目を詰めていく。田中(知)は5-8月に日本に滞在し、本件に集中的に取り組む。

実証チーム

概要

障害班において追跡調査・分析を行い、他班においても統計調査を行う。また、児童養護班においてフィールド実験を行う。
過去の調査から得られたデータを元に分析し、各班の相違点・類似点を探っていく。実証分析では、さまざまな統計分析を展開する。

メンバー

両角良子[医療経済学]
長江亮[労働経済学]
金子能宏[財政学]
河村真千子[社会心理学]
森壮也[開発経済学]
田中恵美子[社会福祉学]